新型コロナウイルス対策について

当院では、日頃より院内感染予防に重点をおいて診療にあたっていますが、新型コロナウイルス対策としてさらに感染予防を強化し、以下の様な取り組みを行っています

当院の取り組み

・診療スタッフは、日々健康に留意し、毎朝検温を実施しています

・診療スタッフは、頻繁な手洗い・手指のアルコール消毒を行っています

・診療スタッフは常時マスク・手袋を着用しています

・待合室ソファー、ドアノブ、蛇口等は、一定時間ごとに消毒しています

・待合室や診療室内では、常に換気を行っています

・待合室では、相互感染防止のため、新聞や雑誌は取り除き配備しておりません

・院内は、 空気清浄機 (エアードッグ)やオゾン発生機(エアフィーノ)を設置し、空間除菌を行っています

・診療ユニットは、その都度アルコール消毒を行っています

・診療器具は、患者さん毎に滅菌・消毒されたものを使用しています

・湿度の低い時期は、弱アルカリ電解水を用いて空間の加湿・除菌・消臭を行っています

患者の皆さまへのお願い

・来院の際にはマスク着用で入室してください

・玄関にアルコール消毒液を設置しています。手指をよく消毒してから入室してください

・受付には、サーモグラフィーを設置しています。ご自身で検温をお願いします

発熱がある場合は、当日の診療をお断りすることがあります

医院概要

医院名 六泉寺歯科 

住所  〒780-8023 高知市六泉寺町15‐13(サニーマート六泉寺店向い)

電話番号 088‐833-6406

メールアドレス rokusenji.shika@gmail.com

診療科目

  • 一般歯科/小児歯科/口腔外科/予防歯科/障がい者歯科/歯科検診/定期健診
  • インプラント/ホワイトニング/特殊な義歯/小矯正
  • 虫歯/根管治療/親知らず/抜歯/知覚過敏/歯周病/クリーニング/歯石除去/SRP/
    歯周外科/PMTC/レーザー治療/ドライマウス/義歯/つめもの/被せ物/差し歯/ブリッジ
    かみ合わせの治療/顎関節治療 など

在籍スタッフ等

  • 歯科医師 1名
  • 歯科衛生士 5名(常勤 3名、非常勤 2名)
  • ユニットチェアー 4台

診療時間・休診日

原則予約制ですが、急患は随時受け付けます。予約時間は、15分単位で受け付けています。また、歯科検診や学会等で休診日が変更になることもございますので、ご予約の際はカレンダーで診療日をお確かめの上、お電話でご予約くださいますようお願いいたします。webで仮予約することも可能です。

アクセス とさでん交通バス 六泉寺停留所下車徒歩1分(U3.U5.U6系統)
     とさでん交通バス 六泉寺住宅前下車すぐ(U2系統)

駐車場 5台

連携医療機関

  • 高知大学医学部附属病院
  • 高知医療センター
  • 社会医療法人近森会近森病院

予約枠制限のお知らせ

院内での相互感染防止のため 、現在予約枠を若干制限させていただいております。大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承下さいますようお願い申し上げます。


院長紹介

院長プロフィール

  • 名前: 松岡俊夫
  • 生年月日:昭和33年1月30日
  • 血液型: A型
  • 出身高校:土佐高校 [51回生]
  • 出身大学:城西歯科大学(現・明海大学歯学部)[10期生]
  • 趣味:ゴルフ・野球

ごあいさつ

平成3年3月に開業以来34年間、地域の歯科医療に貢献することを目標に日々診療を行っております。医療は日々進歩し、現代の歯科治療も大きく発展を遂げております。
皆様方に常に最適な治療をご提案できるよう、日々の研鑽とコミュニケーション、 この2点を大切に今後も歯科診療に勤めて参ります。

略歴

  • 昭和60年3月 城西歯科大学卒業
  • 昭和60年4月 医療法人審美会 鶴見歯科医院勤務(神奈川県横浜市)
  • 昭和60年5月  一般診療室(第7診療室)配属
  • 昭和61年5月  小児歯科診療室配属(小児一般・予防・咬合誘導・矯正)
  • 昭和62年1月  補綴歯科診療室配属(有床義歯・インプラント)
  • 昭和63年1月   一般診療室(第1診療室室長)配属
  • 昭和63年5月 井関歯科勤務(高知県須崎市)
  • 平成元年 3月  公文歯科勤務(高知県高知市)
  • 平成 3年 3月  六泉寺歯科開設

現職

  • 港孕保育園嘱託歯科医
  • 土佐中・高校嘱託歯科医

所属学会・スタディーグループ等

診療理念・施設基準

高知市の六泉寺歯科では、患者さん一人一人に対してのコミュニケーションを第一に考え、院長をはじめ歯科衛生士等スタッフ全員が一体となって、あたたかい医療をご提供できるよう心がけています。また、最新設備の導入や徹底した滅菌消毒システム、全スタッフの定期的な研修により、安心安全な歯科医療の提供を行い、患者さんの身体の安全性にも最大限の配慮を心がけております。

 また、当院では虫歯の治療・歯周治療・小児の治療といった一般歯科から審美的な治療、また 特殊な義歯からインプラント・ホワイトニングまで広い範囲で治療を行っています。
 治療に関しては、 衛生士による歯周基本治療をベースに、冠や義歯・インプラント等によりかみ合わせを回復し、歯や口の健康から全身の健康につなげることを目標にしています。また、極力痛みを感じさせない治療、審美治療による口元からの美しさといったところも重視しております。
 口元は健康の第一歩です。定期的に通院し予防ケア等を受けることで、 長期的に機能する健康な口腔内を保っていただきたいと思います。

当医院からのご案内

◆ 個人情報保護法を順守しています

◆ 診療情報の文書提供に努めています

◆ 保険外併用療養費を取り扱っています

◆ 当院は保険医療機関として、以下の施設基準を取得しています。

  • 1)歯科点数表の初診料の注1
  • 歯科外来診療における院内感染防止対策に十分な体制の整備、十分な機器を有し、研修を受けた歯科医師が常勤しています
  • 2) オンライン資格確認による医療情報の取得
  • 当医院では、オンライン資格確認システムを導入しており、マイナンバーカードが健康保険証として利用できます。
  • 患者さんの薬剤情報等の診療情報を取得・活用して、質の高い医療提供に努めています。マイナ保険証の利用にご協力ください
  • 3)医療DX推進のための体制整備
  • 当医院では、オンライン資格確認などを活用し、患者さんに質の高い医療を提供するための十分な情報を取得し、診療実施の際に活用しています。
  • 4)明細書発行体制
  • 個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しています。
  • 必要の無い方はお申し出ください。
  • 5)歯科訪問診療料の注13に規定する基準
  • 在宅で療養している患者さんへの診療を行っています
  • 6) 歯科外来診療医療安全対策1
  • 当医院には、医療安全対策に関する研修を受けた歯科医師及び医療安全管理者を配置、自動体外式除細動器(AED)を保有し、緊急時の対応及び医療安全について十分な体制を整備しています。
  • 7)歯科外来診療感染対策1
  • 当医院では、院内感染管理者を配置しており、院内感染防止について十分な体制を取ることが出来ます。
  • 8)歯科治療時医療管理
  • 安心安全な歯科医療環境の提供を行うために、歯科の特性に配慮した総合的な歯科医療環境の整備を行っており、以下の装置・器具を備えています
  • ①自動体外式除細動器(AED)
  • ②血圧計
  • ③経皮的酸素飽和度測定器(パルスオキシメーター)
  • ④酸素ボンベ及び酸素マスク(人口呼吸・酸素吸入用のもの)
  • ⑤救急蘇生セット
  • ⑥歯科用吸引装置
  • 緊急時に円滑な対応ができるよう、「社会医療法人近森会近森病院」と連携しています
  • 9)口腔管理体制の強化
  • 歯科疾患の重症化予防に資する継続管理(口腔機能等の管理を含むもの)、高齢者・小児の心身の特性及び緊急時対応等に関する研修を全て終了するとともに、う蝕や歯周病の重症化予防に関する継続管理の実績があります。
  • 10)歯周組織再生誘導手術
  • 重度の歯周病により歯槽骨が吸収した部位に対して、特殊な保護膜を使用して歯槽骨の再生を促進する手術を行っています
  • 11)歯科口腔リハビリテーション2
  • 顎関節症の患者さんに、顎関節治療用装置を製作し、指導や訓練を行っています
  • 12)口腔粘膜処置
  • 再発性アフタ性口内炎に対してレーザー照射による治療を行っています
  • 13)レーザー機器加算
  • 口腔内の軟組織の切開、止血、凝固等が可能なものとして保険適用されている機器を使用した手術を行っています
  • 14)CAD/CAM冠
  • CAD/CAMと呼ばれるコンピュータ支援設計・製造ユニットを用いて製作される冠(小臼歯、下顎第一大臼歯 ※金属アレルギーの患者さんは除く)を用いて治療を行っています
  • 15)クラウン・ブリッジ維持管理料
  • 装着した冠やブリッジについて、2年間の維持管理を行っています
  • 16)歯科技工士との連携
  • 患者さんの補綴物製作に際し、歯科技工士(所)との連携体制を確保しています。
  • 17)外来後発医薬品使用体制加算1
  • 後発医薬品の使用促進を図っています。
  • 18)歯科外来・在宅ベースアップ評価料1
  • 当院では、医療現場で働く方々の賃上げを行い、人材確保に努め、良質な医療提供を続けることが出来るようにする為の取組みを行っております。

設備紹介

  • 駐車場あり 5台
  •  診療チェアー 4台
  • キッズスペース
  • ウォーターサーバー
  • サーモグラフィー
  • グリーンアクア(空間除菌器)
  • エアードッグ(空気清浄機)
  • エアフィーノ(オゾン発生機)
  • AED
  • 口腔外バキューム
  •  デジタルX線システム
  • 歯科用パノラマ・CT複合機
  •  炭酸ガスレーザー
  • ネクストビジョン(手術用顕微鏡)
  • 超音波骨切削機器
  •  下顎運動測定装置 (Cadiax Compact)
  •  Beyondoホワイトニングシステム
  • 電動注射器
  • 麻酔液カートリッジウォーマー
  • 高圧蒸気滅菌器
  • 小型高圧蒸気滅菌器

診療所正面観
駐車スペース5台
エントランス
受 付
待 合 室
キッズスペース
チェアーユニット4台設置
診療チェアー&口腔外バキューム

レントゲン室
歯科用パノラマ・CT複合機、デンタルレントゲン
当院ではデジタルX線解析装置を使用しています。従来のフィルムを用いたX線装置に比べ、被爆量が1/10という体に優しい診断機器です。また、平面的なレントゲン画像では判断できない病巣の広がりや神経との距離等を知りたいときには、3次元CTを撮影することもあります。
撮影したX線画像はチェアーサイドのモニターで拡大して診査・診断を行い、ご説明いたします


AED、血圧計、パルスオキシメーター
麻酔を行う前には、全ての患者さんに対して、血圧測定をさせてもらっています。


高圧蒸気滅菌器
消毒・滅菌処理を確実に実施しています
小型高圧蒸気滅菌器
7~10分程でスピ-ド滅菌ができる高圧蒸気滅菌器
電動注射器
歯肉に表面麻酔を施し、カートリッジウォーマーで温めた麻酔液を極細の注射針を付けた電動注射器を用いてゆっくりと麻酔することにより痛みが軽減します
カートリッジウォーマー
体温と同程度に温めた麻酔液を注射することにより痛みが軽減します
院内空間除菌
当院では、インフルエンザ等の院内感染対策に薬品を一切使用しない「グリーンアクア電解水」を空間噴霧し、除菌しています
超音波骨切削機器
骨や歯などの硬組織は切削できますが、回転器具と異なり軟組織は切れない為、体への負担が少なく、安心確実な治療が可能です
下顎運動測定器
顎の動きを分析する装置です
炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザーの特徴としては、痛みをとる、傷・炎症を速く治す、免疫機能高めるの3つが広く知られています。歯肉切除、止血、口内炎の治療等に用いています
Beyondライト
ホワイトニングシステム
480~520mmの波長を持つ150Wのハロゲン光で、ほとんど熱を発しません。その為、ホワイトニングの際の歯牙の温度上昇が少なく、安全性が高いといわれています。

小矯正治療について

お子様の歯並び気になりませんか?

顎の成長過程で幼少時代に悪い歯並びや噛みぐせを放っておくと、顎が異常な発育をし、 顎の運動や顔の形に影響が出ることがあります。 上下の顎がズレることによって起こる口元や身体の変化に対しては、 乳歯の生えている乳幼児時期からの治療が効果的です。 早い時期に矯正を始めることで、顎の成長を適切に誘導していきます。 また、正常な噛み合わせを得られる可能性が高くなります。
高知県高知市にある六泉寺歯科では、お子様それぞれの症例に合わせて最適な歯列矯正をご提案しております。
また、当院では、経験豊富な矯正専門医とも連携しています。

料金表 (小矯正)【消費税込】

小矯正治療費用詳細
部分矯正100,000円〜調整・管理料月に3,000円かかります。

当院では、3~6か月で終了する程度の小矯正を行っています。

有床義歯(デンチャー)治療について

義歯治療とは

有床義歯とは、虫歯や歯槽膿漏、歯周病等によって失ってしまった歯を補うために装着する人工の歯の事です。義歯床(歯肉に触れる部分)、人工歯維持装置(クラスプやレスト)、連結子(バー)などで構成されます。無歯顎の人のための総義歯(フルデンチャー・総入れ歯)と部分的に歯がない人のための部分床義歯(パーシャルデンチャー・部分入れ歯)とがあります。

レジン床総義歯
金属床総義歯

部分床義歯

ノンクラスプ義歯


義歯は、歯の欠損の場所を選ばず治療の適応範囲が広い治療法です。ブリッジと違い、歯をたくさん削る必要がなく、比較的治療の費用や時間もかかりません。また、取り外しが可能で手入れも楽な装置ですが、クラスプ(金具で歯を抱え込む留がね)をかける歯に負担がかかること、固定式でないため外れやすいこと、慣れるまでに違和感があるなどのデメリットがあります。また、噛む力は天然歯の約1/3程度に弱くなります。

義歯の種類

義歯は、使用材料や作製方法等により保険適応の義歯保険適応外義歯(自費診療)があります。部分床義歯の一般的なものはクラスプを使った義歯ですが、アタッチメントといわれるものを利用した入れ歯や、フレキサイト(弾力性のある)で留がねの無いノンクラスプ義歯というものもあります。また、アタッチメントの一種で、残っている歯根面に磁力を受ける面体を装着し義歯に小型で磁力の強い磁石を入れて固定するマグネット入れ歯といわれるものや、人工歯根(インプラント)で入れ歯を固定する方法など様々な種類の入れ歯 が開発されています。

◆レジン床義歯

歯肉に触れる部分が、ピンクのプラスチック(レジン)で作られた義歯で、保険適応できるのはすべてこのタイプの義歯です。プラスチックのため壊れにくくするためにある程度の厚みが必要で、熱伝導性が低く食べ物の温度が感じにくいといった質的な難点があります。部分床義歯の場合は、通常残存歯にクラスプという留め金をかけ、欠損部と欠損部を床または金属のバーで連結します。

◆金属床義歯

義歯床の部分が金属で加工されている入れ歯のことを一般的に金属床義歯と呼びます。 金属を使用することにより、入れ歯を薄くすることが出来るため、使用する患者自体の負担が少ないことなどが特徴に挙げられます。 また、食べ物の温度も感じる事ができますし、発音しやすいというメリットもあります。また、入れ歯全体も、プラスチックのみで作った義歯のようなたわみを抑えることも出来ます。保険適応外義歯です。総義歯の金属床の場合は、特定療養費制度を使うことが可能で、保険診療分3~4万円程度が自費診療料金より差し引かれます。

◆ノンクラスプ義歯

歯を固定するために用いられる金属性のばねを用いず、クラスプ部分を義歯床と一体の樹脂で製作した、審美性に優れた義歯です。ただ軟質の義歯床材料を用いているため、経年的に顎堤が吸収したり歯が移動したりする場合があります。この欠点を補うため、当院では金属レストや金属床を併用したノンクラスプ義歯を推奨しております。保険適応外の義歯です。


◆マグネットアタッチメント義歯

残存している歯根部分にキーパー(磁性ステンレス)を装着し、義歯の裏側に強力な磁石を埋め込んで、両者の吸引力により吸着させ維持する義歯です。クラスプが見えないので審美性が良く、支台歯への負担も軽減されます。 令和4年4月より保険適応になりました。歯根の代わりにインプラントを利用してキーパーを付与することもできますが、この場合は保険適応外となります。

近年、医療現場においてMRI撮像の普及が進んでいます。MRI装置は強力な磁場を発生するので、マグネット義歯に対しても磁力が低下するなどの影響を与える危険性があります。撮影室には、必ず義歯を外して入室してください。歯根に装着されているキーパーは磁石ではなく磁性金属ですので、ほとんど影響はありませんが、撮影部位が口腔内周囲でキーパーと近接している場合は、金属アーチファクトによりどうしても読影ができないことがあります。その場合は、キーパーを一旦外さなければないこともあります。MRI検査の前に、歯科医師にご相談ください。

◆コーヌスクローネ義歯

維持装置としてクラスプ(バネ)を使わず、2重構造でできた冠を使った嵌め込み式の機構を用いた義歯です
支台となる歯を形成し、その上に被せる金属の内冠を作成し、その内冠に適合する外冠を組み込んだ義歯を作成します。インプラントを支台として用いることもあります。


茶筒の原理を利用して維持するので、クラスプを使用した義歯よりもよりしっかり固定でき、動揺も少なくなります。義歯全体を小さくすることができるため違和感が少なく、審美的にも優れています。ただ、精度の高い技工技術を必要とするので、製作日数がかかりますし、費用も高額になります。保険適応外義歯です。



◆コンフォート義歯

入れ歯の裏側の部分を「生体用シリコーン」というクッションで覆った全く新しい義歯です。生体用シリコーンは、表面硬度が柔らかく適度な柔軟性があり、口腔内の粘膜と同程度の弾性があります。そのため、シリコン義歯のコンフォートは噛んだ時の痛みを和らげ、吸着力が増すことにより安定して食べ物を噛みしめることができます。レジン床と異なり柔らかいので義歯用ブラシで強く擦ったりすると傷がつき、汚れがつきやすくなりますので使用は控えてください。専用の義歯洗浄剤を使用してください。またシリコンは経年的に劣化するので、その場合は張替えが必要です。保険適応外義歯です。

レジン床義歯   コンフォート義歯

義歯完成までの流れ

一般的な義歯完成までの流れは以下の通りです。欠損歯数や咬み合わせの状態等により来院回数は変わってきます。奥歯の少数歯欠損で咬み合わせが安定している場合で最短2回、総義歯で最短4回程度ですが、多数歯欠損で咬み合わせが安定しない場合やあごの骨が極端に吸収している場合、顎運動検査等が必要な場合などは、来院回数が2~3回増えることもあります。

  1. 口腔内や模型を見て義歯の設計を考え、治療計画をたてます。
  2. 印象採得(入れ歯の型を採ります)
  3. 咬合採得(咬み合わせを採ります)
  4. 試適(歯を仮配列して、歯並びやかみ合わせ等をチェックします)
  5. 装着(出来上がった義歯を調整して、口腔内に装着します)

義歯の取り扱い・注意点

  • 保険の義歯は、新製後6か月経たないと新しい義歯を作ることが出来ませんので、紛失等にご注意ください。
  • 新しい義歯が入ったといって、最初から何でも噛めるわけではありません。初めて義足をはめて、すぐには全力疾走ができないのと同じです。食材は小さくして柔らかいものから徐々に慣らしていってください。冠やブリッジと違って柔らかい歯肉や粘膜で咬む力を支えるのですから、強く当たるところがあれば当然傷が出来て痛みを生じます。普通に使えるようになるまでには、数回の調整が必要です。
  • 痛み等不具合がある場合は、調整しますので我慢せずにご連絡ください。痛いからといって、決してご自分で削ったりしないでください。義歯の維持安定を損なう場合があります。
  • 食後は取り外して必ず洗ってください。義歯用歯ブラシを用いると効率よく清掃できます。また、バネのかかっている歯は特に虫歯になりやすいので、ご自分の歯もよく磨いて下さい。
  • 清掃時に落として割れてしまったり、そのまま流して紛失することがありますので、水を張った洗面器やボウルの上で清掃することをお勧めします。
  • 必要に応じて義歯性清掃剤をお使いください。義歯に傷がついたりしますので、研磨剤の入った歯磨剤は使用しないでください。
  • 部分入れ歯は、残っている歯の関係で着脱方向が決まるため、一方向からしか着脱できません。新製時には、よく説明をお聞きになって着脱方向を覚えてください。
  • 義歯は咬みこんで入れたりせず、最後まで手でしっかりと装着してください。破損の原因になります。また、外すときは、バネを持って外してください。
  • 義歯は、使っているうちに人工歯が擦り減ったり、あごの骨が吸収したりして咬み合わせがずれてくることがあるので、定期検診が必須です。少なくとも6か月に一度は、歯科医院で点検を受けてください。

義歯のトラブル

  • 義歯は、具合が悪いとか破損した場合でも、大概の場合調整や修理することにより、継続的に使用することができます。医療保険で作った義歯は医療保険で修理できますが、保険適応外の義歯は医療保険を使って修理することはできませんので、注意が必要です。
  • 義歯が当たって歯ぐきが痛い:咬み合わせを調整したり、当たりを調べて削ることで治ります。
  • 部分床義歯が外れやすい:バネをしめることで外れにくくなります。
  • 義歯が割れた:簡単なものはチェアーサイドで直せる場合もありますが、複雑に割れている場合 は、型を採って直す場合もあります。
  • バネが壊れた:型をとってバネを作っておいてから、義歯を修理して直します。
  • あごの骨が痩せて、入れ歯が緩くなった:義歯の内側に義歯床用硬質裏装材で裏打ちをして直します。下顎の総義歯で、顎堤の吸収が著しいとか粘膜が非薄であるなど症状の改善が困難な場合は、医療保険でシリコン系、アクリル系の軟質裏装材を用いることができます。

入れ歯にご不満をお持ちの方、または入れ歯について相談されたい方は、是非お気軽にご相談下さい。

料 金 表 (保険外有床義歯)【消費税込】

治療回数・期間の目安

残っている歯の部位や数により異なりますが、通常は、型採り(1~2回)、かみ合わせ、試適、装着という流れで入れ歯を作っていきます。 来院回数は2~6回程度で、1週間~1か月程度かかります。