インプラント治療について

インプラント治療とは?

インプラント治療とは、歯を失ってしまった部位の歯槽骨にインプラント(人工歯根)を埋め込み、その上に人工歯を被せることで、歯の機能を補う治療法のひとつです。義歯やブリッジと並ぶ選択肢として、患者様のお口の状態やご希望に合わせてご提案しています。

インプラントの素材として用いられているのは「チタン」という硬質の金属です。チタンは人間の骨との生体親和性が高い物質のため、埋め込むと歯槽骨と結合します。そのため、違和感なく自分の歯と同じように噛む力が回復するのです。

高知市の六泉寺歯科では、歯科用CT装置を用いた3次元画像で高精度な診断を実践しております。CT検査によるインプラント治療は、より安全で無理のない治療を実現した最新の治療法です。

治療の流れ

インプラント STEP 1STEP 1

欠損を確認し、治療を計画

インプラント STEP 2STEP 2

X線・CT撮影で精密検査

インプラント STEP 3STEP 3

手術でインプラントを埋入

インプラント STEP 4STEP 4

X線等で埋入後を確認

インプラント STEP 5STEP 5

骨と結合するのを待つ

インプラント STEP 6STEP 6

2〜3か月後、土台を設置

インプラント STEP 7STEP 7

冠を被せる型を採取

インプラント STEP 8STEP 8

冠を被せて完了

インプラント・ブリッジ・義歯の比較

インプラントブリッジ義歯
審美性◎ 天然歯に近い○ 良い△ バネが見える
噛む力◎ 天然歯と同等○ やや劣る△ 弱い
周囲の歯◎ 削らない× 両隣を削る△ バネで負担
治療期間△ 3〜4か月○ 2〜3週間○ 1〜4週間
費用△ 35〜40万円◎ 保険適応あり◎ 保険適応あり
耐久性◎ 10年以上○ 7〜10年△ 3〜5年

メリット

周りの歯に負担をかけず、自立した歯を作れる
ブリッジと違い、健全な歯を削る必要がない
義歯のような異物感がなく、取り外しの煩わしさがない
噛む力や食感が天然歯と遜色ない

デメリット・リスク

保険適応外治療のため、治療費が高額(350,000〜400,000円)
外科手術が必要
糖尿病の方、口腔内衛生状態の悪い方、あごの骨の痩せた方、喫煙者の方は事前に生活習慣の改善・治療が必要な場合がある
骨の状態や内科系疾患により手術自体が受けられないことがある
治療期間は通常3〜4か月。骨の再生療法を行った場合はさらに期間を要する
手術直後は違和感、痛み、腫れ等が発生する場合があるが、通常2〜3日で治まる
インプラントは虫歯にならないが、炎症が起こると天然歯よりも予後がよくないため、日ごろから丁寧なメンテナンスが必須

重大なリスクについて

下顎神経の損傷

インプラント手術の際に下顎神経に触れたり近すぎることにより、神経を損傷したり圧迫して、知覚異常や鈍麻を起こす場合があります。圧迫・損傷・切断がある場合はインプラントを撤去します。通常、内服薬で治療を行い経過を観察しますが、よくならない場合は再建手術を行うこともあります。

上顎洞の破損

上あごにインプラントを埋める際に、上顎洞を破る場合があります。感染が生じると蓄膿症になる場合もあり、抗生剤治療で炎症を抑えますが、インプラントを除去する場合もあります。耳鼻咽喉科での治療が必要な場合もあります。

付随する治療(再生療法)

骨の条件が悪くインプラントが埋入できない場合に、歯槽骨の形や量を改善する治療です。

GBR(骨誘導再生法)

歯槽骨の不足している部分に骨移植を行い、その上をメンブレンという特殊な膜で覆って骨の再生を待つ方法です。再生する骨量があまり多くない場合はインプラント埋入と同時に行われることもあります。

サイナスリフト(上顎洞底挙上術)

上顎洞に移植骨や骨補填材を挿入して、上顎洞の底部分を押し上げる技術です。

ラテラルウインドウ法

頬骨に大きな穴(窓)を開け、骨を移植して歯槽骨の厚みを確保。歯槽骨の厚みが特に少ない場合に用いられます。

オステオトーム法(ソケットリフト)

インプラントを埋入する穴から上顎洞底部を押し上げる方法。傷口は小さく、術後の腫れもほとんどありません。

料金【消費税込】

治療費用備考
埋入手術から冠装着まで350,000〜400,000円お口の状況により異なります
術前診査30,000〜50,000円CT撮影、模型及びステント作製、診断等
補助手術50,000円症例により骨誘導手術等が必要な場合があります

インプラント後のメンテナンス

インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病(インプラント周囲炎)のリスクがあります。長期間快適にお使いいただくためには、以下のメンテナンスが重要です。

  • 毎日の丁寧なブラッシング(歯間ブラシ・フロスの併用推奨)
  • 3〜6か月ごとの定期検診・プロフェッショナルクリーニング
  • 噛み合わせのチェック(定期的な調整が必要な場合があります)
  • 喫煙はインプラントの寿命を縮めるため、禁煙をお勧めします

よくある質問

インプラントは、周りの歯に全く負担をかけることなく、天然歯と同様に違和感なく噛むことのできる素晴らしい治療法ですが、他の方法でも治療はできます。メリット・デメリットをよくお考えの上で、選択していただければと思います。

当院では、安心・安全なインプラント治療を行うため、模型およびX線写真・CT写真等で術前診断をしっかり行い、術中も感染防止や体調管理等に気をつけて施術しています。

監修: 院長 松岡俊夫(日本顎咬合学会認定医・日本口腔インプラント学会会員)
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